【パソコン】新型グラフィックボード「Radeon RX7000シリーズ」発表！！【鹿児島市のB型事業所】

2022年11月8日

こんにちは！
今回は11/3にAMD社から発表された新型グラボ「Radeon RX7000シリーズ」について紹介します。

新たに発表されたグラフィックボードは「Radeon RX7900 XT」「Radeon RX7900 XTX」の2品目です。
先月の「RTX 4090」の発売から遅れをとるも、満を辞してAMD社が新たに発表したグラフィックボードはどれだけの性能を秘めているのか情報から紹介していきます。

「RX 7000シリーズ」良くなった所は？

「Radeon RX7000シリーズ」は「Radeon RX6000シリーズ」の後継機種で性能も大幅に向上しています。

「Radeon RX6000シリーズ」の最上位機種と「Radeon RX7000シリーズ」の2機種の仕様の比較です。
仕様からも分かるように、性能が向上しているというところも読み取れます。
下位モデルの「Radeon RX 7900 XT」は「Radeon RX 6950 XT」よりも性能を上げつつ、消費電力を抑えかつ安価に抑えられています。
ディスプレイは4K 480Hzはもちろん８K 166Hzまで対応し、8K60fpsのAV1動画のエンコード、デコードに対応している。
ゲームでの性能比較では、先代機種のおよそ1.7倍の性能を公式発表している。

他社GPUとの比較

さて、皆さんが一番気になっているのはこの項目だと思います。
10月に発売されたNVIDIA社「RTX 4090 24G」とどちらが良いのか？
それでは比較していきましょう。

このように見るとライバルは「RTX4090」に見えますが、話は単純なものではありません。
製品名上の数字は同等ですが、性能比較のデータではやはり大きな性能差が出てきます。
GPUメモリの量はどちらも「VRAM 24GB」ですがそこまで強みにはなり得ません。
それこそ大規模な3DCGを取り扱う場合を除けばそれ以上のメモリも視野に入れた必要もあります。
ですが、４Kでは最低6GB・推奨10GB、８Kでは最低8GB・推奨14GBほどなので一般利用ではほとんどがオーバースペックです。

性能差を裏付けるのは価格と消費電力の差です。
パソコンのパーツは性能が高いほど、価格と消費電力が高くなる傾向があります。
実際に関係者は「Radeon RX 7900 XTXのライバルはRTX4080だ。」と言っていますし、価格帯と消費電力量的にも頷けます。

なら「どのグラボを選べばいいのか？」というと、使用用途次第です。
AMDもNVIDIAもどちらも良いグラボなので、どちらが良い悪いはありません。
ご自分に合わせた、良いパソコンを組み立ててください。

総評

今回、AMD社から発表されたグラフィックボードはいかがでしたでしょうか。
正直、値段も性能もハイエンドユーザー向けで一般的な利用をされる方にはあまり推奨できないけど、とても良いものでした。
強いておすすめする人は、映像制作、３DCG、ゲーム制作などのクリエイターや動画配信、VR系動画、高画質ゲームなどのヘビーユーザーなどでしょうか。
ですがこれらのGPUを搭載したパソコンはおよそ40万円以上しますので、良く考えて選んでください。

GPU選びの注意点

今回紹介したGPUは全て「PCIE Gen4」対応したものです。
「PCIE Gen3」でも使用は可能ですが、性能が落ちる可能性があります。
ちなみにIntel製CPUは「第11世代」から、AMD製CPUは「Ryzen 3000 シリーズ」から「PCIE Gen4」に対応しています。

他にもGPUの性能に大きく関わってくるのはCPUです。
性能の高いGPUは性能の高いCPUを併用しないと発揮することができません。
良いGPUには良いCPUを使いましょう。

パソコンはバランスの良いセッティングが一番性能が発揮でき、不具合も起こりづらいです。
皆さんもより良いパソコンライフを送ってください。

※「PCIE」：「PCI Express」のこと。グラボや拡張カードを搭載するためのソケット。

文：畦地