頂上を目指して【鹿児島市のB型事業所】

人生は、よく旅に例えられる。一つの場所に留まることもなく、歩き続ける。

楽しいこともあれば辛いこともある。時には、事故にあうこともある。命の危険に晒されることもある。

何が起こるか分からない。

有名な松尾芭蕉も「奥の細道」で旅について書いている。

その中で、「松島の月、まず心にかかりて・・・」という箇所がある。

旅に対するワクワクした気持ちが伝わってくる。目的地がある旅である。一方、放浪の旅というのもある。

今で言えば、自分の前に来た汽車にヒョイと乗ったら○○に着いた、という感じでしょうか。

本当に、大変だった。私には、目的も目標なく、どこへ行くともなく、ただ歩いていたように思える時期があった。

遠回りした。

仮に、「何も考えずに、ただ歩いてください。」と言われた場合と、「JR中央駅まで歩いてください。」と言われた場合では、明らかに意識の違いがある。

人生の目的は、いまだに分からないが、久しぶりに会った友人の話を聞いて「目的・目標を持つことが個人の能力を最大限に引き出し、最短で最小の労力で目標を達成できるということ」を、教えられたような気がする。

気付くのが遅すぎたかもしれないが、午前中の目標、1日の目標、1週間の目標、1か月の目標、1年の目標、5年後の目標、10年後の目標、最終目標など、いろいろ設定してはどうだろうか。

そのみちのスーパーマンになっている自分を思い浮かべながら。