【これから自作パソコンを作る人必見!】マザーボードの規格と選び方【鹿児島市のB型事業所】

みなさんこんにちは、今回は自作パソコンをこれから作る人必見のマザーボードの規格と選び方について書きたいと思います

2023年現在の規格

現在のマザーボードの規格は、Intelは12世代CPUの登場によりLGA1700という規格になります。
AMD RYZENは最新のRYZEN7000シリーズの登場によりそれに対応したSocketAM5という規格が新たに登場しました。
(現役のSocketAM4規格はまだあります)
それに合わせてメモリ規格もDDR5となり、ハイスペックなものになると値段が上がって、お財布キツイなぁなんてこともありますよね…でも安心してください!
現行規格のLGA1700でもDDR4メモリ対応モデルもあるのです!
またIntelのLGA1200(Intelなら10世代&11世代CPU対応)は古い規格ですが安く手に入るのでオススメです。
*詳しくは販売店や販売店通販サイトまたはAmazonなどの通販サイトをご覧ください。お店に在庫がない場合はお取り寄せができること場合がありますのでそちらもご確認ください。
*最新のRYZEN7000シリーズはDDR5のみ対応らしいので、購入する際はメモリを間違えないようご確認の上購入してください。

現行規格前のLGA1200Intelの10、11世代対応ATXサイズマザーボードの写真

ソケットの特徴とチップセットの違い

IntelやAMDRYZENはソケットやチップセットも違います。ここではその特徴と違いについて書いていきます
・Intelのソケット
ソケットの特徴:マザーボードのソケット側にCPUピンが立っていて、CPUに接点がある
・チップセット(Intel対応のマザーボードは3つのチップセットがあります)
Zシリーズ・・・IntelのK付きCPUのO.C(オーバークロック)に対応しPCIExpressレーンの数が多く、その世代の全機能に対応しています。
*オーバークロックとは?CPUの性能を向上させることを指します。取り扱いを間違えると故障のもとになりますので、実行する際は説明書を良く読んで実施してください。
Hシリーズ・・・CPUのO.Cに対応していないが、USBの数が多く一般消費者向けに普及されているモデル
Bシリーズ・・・必要十分のビジネスモデル。PCIExpressレーンは少なく、SATAやM.2も少なめ。

・AMDRYZENのソケット
ソケットの特徴:Intelと異なりAMDは逆にピンが生えていてマザーボードに無数の穴が開いている
・チップセット(Intelのチップセットに対して2つのチップセットがあります)
Xシリーズ・・・ハイエンドモデル向けで、その世代の全機能に対応した上位モデル
*オーバークロックも対応しているようです
Bシリーズ・・・ミドルエンドモデル向けで、USB3.1、3.0の最大数が少なくXシリーズに比べて拡張性は低いが、第4世代RYZENを使う上で比較的安定感があるモデル

Aシリーズ・・・廉価版の機能制限付きモデル

PCケース購入前にマザーボードの規格とサイズ,グレードを考えないと色々後悔する⁈

マザーボードを買うときはケースに合うもの、つまりPCケースに合う先ほど書いた規格とマザーボードのサイズを合わせなくてはいけません。
「買ったはいいけど規格とサイズが合わなくて買いなおし…」
「高いCPU買ったのに上手くいかない…」
何てこと嫌ですよね?
そんなことがないようにここではマザーボードのサイズと特徴を覚えておきましょう

サイズと特徴は以下の通りです(IntelのCPU対応のマザーボードとAMDRYZEN対応のマザーボードは同じサイズです)
E-ATX・・・ATXの拡張規格モデルで、通常販売されているモデルの中にはメモリが8枚挿しできるものも存在しています
最大拡張スロット数はATX同様に7

ATX・・・最も一般的に流通されているモデルで自作パソコン初心者でも扱いやすく、拡張性に優れているのがメリットの一つです。初めて自作パソコンを作る際はこちらのサイズから始めることをお勧めします。
最大拡張スロット数は7

・Micro-ATX・・・ATXの拡張スロットを3個減らしたモデルで後々にグラフィックボードが必要になってもスロットの空きがあるため拡張性もある
最大拡張スロットは4

・Mini-ATX・・・文字通り最小マザーボードでメモリスロットは2つ、M.2スロットも2つのみと拡張性はないものの、PCケースを小さくしてスペースを確保したい、小さいPCケースを使いたい方におすすめですが、配線スペースの狭さや特殊な構造になっているため組み立てが難しく、グラフィックボードが入らないという欠点があります。こうした構造上の理由から自作パソコンを初めて作るのにあまりお勧めできないです。
拡張スロットは1

またマザーボードはグレードによって値段が変わります、買う前に確認しておきましょう。
主な仕様の違いはこちら
・冷却性能・・・CPUによって熱を持ちやすいものがあるので買う前によく見ておきましょう
・CPUに電力供給する回路周りの設計(フェーズ数)
・デザイン・・・これは好みなので最後で良いと思います
・RGB LED搭載
・RGB LED制御機能
上2つはマザーボードの光る機能関係です。
・デジタルオーディオ関係(光デジタルオーディオ出力、Thunderbolt3などがあります)
・メモリスロット、USB3.0、USB2.0、M.2スロット、SATA3.0の実装数(大事なデータ保存に使う内部、外部接続HDDやSSD、SSDのメモリーの取り付け、SATA3.0のHDDやSSDの接続に使います)
・Wi-Fi、Bluetoohuなどの無線機能
・KillerLANチップやハイエンドオーディオチップなどの実装部品

これ以外にもユニークなものも存在しますが自分の用途と予算に合わせて選んでください。

使う用途で考える

使うCPUによってマザーボードも変わります、ここでは2つの例で説明します。
例1)IntelCorei9やi7、Pentinum、AMD RYZEN9、AMD RYZEN7で運用したい
上記はコア数が多く、消費電力が高いCPUを使うときは中間グレード以上を推奨します。
廉価版マザーボードだとフェーズ数が少なく、メーカーの公開しているCPU対応リストに載っていればいいのですが、長期運用を考えていたり、高負荷の作業やゲームをしたりすることを考えている方にはお勧めできません。
IntelならZシリーズ、AMDRYZENならXシリーズのチップセットがあるマザーボードがオススメ

例2)下位シリーズのIntelCorei3、Pentinum、AMD RYZEN3で運用したい
上記の消費電力の低い下位シリーズのCPUでMOSなどの文章作成や、SNSの投稿や閲覧が中心でそこまでこだわりが無いならそこまで高性能でなくても大丈夫です。
価格の安いモデルでも十分楽しめます。
IntelならHシリーズ、Bシリーズのチップセット、AMDRYZENならBシリーズのチップセットがあるマザーボードがオススメ

いかがでしたでしょうか?
自作パソコンを作る際マザーボードを買う時はCPUと使う用途、PCケースに合うサイズで選ぶことが重要であることがご理解いただけたと思います。
もしサイズ選びや使う用途で迷ったり悩んだりしたときはこちらの記事を参考にしていただけると嬉しいです
                                                   文:肥後


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