パソコンも大掃除を!【鹿児島市のB型事業所】
年末に入りクリスマス前でウキウキ気分と行きたいところですが、大雪のニュースを耳にしますね。
わたし、以前青森に1年程住んでいたのですが、氷点下8度のときに車をスタック(※雪やぬかるみにタイヤをはめる)してしまい、涙を流しながらスコップでタイヤまわりを掘っていたことを思い出します。
幸いにも携帯電話という便利なものがあり、最終的には助けを呼ぶことができましたが・・・。
さて、「コロナ禍3年目」の2022年。「在宅ワーク」が新しい働き方として、多くの企業で採用されています。
プライベートで使っていたパソコンが、仕事用で活躍させたひともいるのではないでしょうか?
または、お勤め先で貸与したパソコンが活躍しているかも知れません。
自宅の大掃除は計画しているけど、パソコンの掃除は計画していない・・・。
パソコンをじっくり見るとホコリで汚れていたり・・・。
パソコンも家電機器と同じように、掃除をしてキレイな状態にしていると、より快適に使うことができます。
だからといって、分解を始めると部品を壊したり、元通りに戻せなくなったりしまいます。
「分解して掃除したら、パソコンが良く動くようになった・・・」といった内容のブログや動画を見ることで、「自分にもできるかも・・・」と思いがちですが、ある程度のパソコンの知識がなければ、分解清掃はおすすめできません。
特にノートパソコンは、狭いところに多くの部品が詰まっています。少しのミスで故障する恐れがあります。
どうしても、内部の掃除がしたいときは、専門業者に依頼しましょう。(依頼する場合は、データの流出等がないような対策を講じる必要がある場合があります。)
今回は、パソコンを分解しない範囲で掃除する方法と、故障を防ぐための注意事項についてご紹介いたしします。
1・そもそも何故パソコンは汚れるの?
デスクトップ型・ノートブック型に関わらずパソコンの内部では基本的に熱が発生します。
発生した熱を内部に溜めたままにすると部品の温度があがるので、発生した熱を外部へ逃がす仕組みを備えています。
多くのパソコンは、外部の空気を取り込み、内部を通り抜けて、外部に排出する仕組みが採用されています。
外部の空気を取り込むとき、空気中のホコリを集めることになるため、汚れてしまうのです。
また、手に触れる機会の多いキーボードやマウスなどの機器も汚れやすい環境にあると言えます。
「あれっ動かない!」となってからは困ります。
定期的に掃除しましょう。
2・掃除を始める前に
パソコンに電気が流れている状態で掃除を始めると、ショートや感電の原因になります。必ず電気が流れていない状態にしましょう。
デスクトップパソコンは、コンセントから電源ケーブルを抜き、本体についている配線を外しましょう。
ノートパソコンの場合は、ACアダプターを外し、バッテリーが外せる場合は外しましょう。
特に冬の時期では静電気の発生しにくい服装を着用し、作業するのがベストです。
掃除をするときに、ホコリが舞ったりします。換気をしましょう。
3・掃除を始めましょう
ステップ1・ホコリやゴミを取り除くために、掃除機を使いましょう。
掃除機の吸い口は、隙間用の細いものを取り付け、吸い口を軽く当てるようにゴミを吸い取ります。
ガリガリ当てると隙間のもっと奥の方へホコリが詰まります。
吸引パワーは「弱」をおすすめします。
細かいところに溜まったホコリは他の方法で取ることができます。
ざっくりと取れたところで止めましょう。
ステップ2・キーボードの隙間は、「ブロアー」という道具を利用する。
ブロアーは、カメラについたホコリやゴミを吹き飛ばす道具です。100円ショップでも購入できるようです。
綿棒で細かいところを軽くなぞることで、ホコリをとる方法もあります。
ステップ3・通気口に溜まったホコリは、「エアダスター」という道具を使うと便利です。
気体を吹きかけて取り除きましょう。通気口は、パソコンの側面についている網目状の部分です。
■注意■バッテリーが取り外せないノートパソコンを掃除するときは、「可燃性ガス」が含まれるエアダスターの使用は控えましょう。
ステップ4・最後に、キーボードに付いたシミなどを取り除く。
できれば「精製水」か「無水エタノール(取扱注意!)」を柔らかい布に少し湿らせ、サッと拭きましょう。(薬局に売っています。)
アルコール除菌シートで拭くケースも見られますが、パソコンによっては塗装に影響を与える場合があります。
■注意■水を多く含ませた布や雑巾で拭くことはやめましょう。パソコンは水を嫌います。
最後に、仕事でパソコンをご利用のみなさんにお願いがあります。
パソコンの中には、みなさんが行った仕事のデータや場合によっては会社のソフトウェアが含まれることがあります。掃除をして動作しなくなっては、元も子もないです。
データのバックアップを取り、万が一パソコンに不具合が起きても仕事ができる状態なった段階で作業にあたることを強くおすすめいたします。
「掃除しているとき壊れたらどうしよう・・・。」と不安に思うときは、この年末はとりあえず「そっ」と置いたまますることも、ひとつの方法であると思います。
お困りの時は、 年明けにパソコンの詳しいひとに相談するといいかもです。
文・構成:坂元(鉄)
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