心理療法【鹿児島市のB型事業所】

遊戯療法とは

  • 遊戯療法(プレイセラピー)とは、玩具や遊具を用いて子どもと一緒に遊びながら、ラポール(信頼関係)を築き、治療する方法
  • 遊戯療法は、1対1の個別療法として実施することができるだけでなく、集団で実施することもできる
  • 遊戯療法の技法には、児童分析による手法、関係療法、非指示的療法、実存的療法といった種類がある

  遊戯療法の技法

  ●児童分析による手法・・・クラインが創案した、精神分析の義父を子どもに適用しようとするもの

  ●関係療法・・・現在の治療者と子どもの関係を重視して子ども自身の力を引き出そうとするもの

  ●非指示的療法・・・アクスラインによる、クライエント中心療法の考え方を基礎とするもの

  ●実存的療法・・・子供と治療者が自由に関係を築いていくもの

認知行動療法

  • 認知療法と行動療法の両者を統合したものを認知行動療法と呼ぶ
  • 認知行動療法には、他者の行動観察を通して行動の変容をもたらすモデリングが含まれている
  • あえて不安や恐怖を感じる場面を体験して慣れさせて、克服していくというエクスポージャー法(暴露療法)を用いることもある

家族療法の特徴

  • 家族療法は、家族全体を対象とした問題解決を目的としている
  • 家族療法では、一般システム理論を基礎理論としている
  • 家族療法では、個人への精神力動的アプローチよりも、家族システム・アプローチが重視される

SST(社会生活技能訓練)の特徴

  • SSTは、認知行動療法の技法を用いた心理療法で、アメリカの精神科医リバーマンらが開発した
  • SSTでは、生活上の困難がある障害者に、社会生活技能の獲得のための訓練を行い、生活の質の向上を目指すことを目的としている
  • SSTの理論は、行動療法、社会的学習理論、統合失調症の疾患モデルから成り立っている
  • SSTには、受信技能、処理技能、送信技能の3つの要素がある。
  • 1994(平成6)年には、精神科専門療法として、入院生活技能訓練療法が診療報酬化され、普及してきた

(構成・文/和田)

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